【SAA試験対策】AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイトの覚えにくい暗記用語のまとめと解説 〜 EC2編

2021-04-04
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目次

こんにちは。

AWSの認定試験の勉強をしています。特にSAA(ソリューションアーキテクト - アソシエイト)試験で出てきそうな、個人的に覚えにくい・忘れやすい用語をまとめてみました。

試験概要はこちら:AWS 認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト

AWSの認定試験は実用的な内容で、現場で直面する状況に即して最適解を考えさせる問題が多く、丸暗記で対応できるものではありません。とはいえ、専門用語を覚えていれば答えられる問題も結構あります。

試験中、「この用語聞いたことあるけど何だったっけ...」「これどっちの意味だったかな〜」なんて思い出せずにスコアを落とすのは勿体ないので、ぜひ試験準備中の方は知識確認としてチェックしてみてください。

尚、本記事で取り扱っている用語はAWS公式の実際の出題ではなく、サードベンダーの模擬試験や、自分が覚えにくかった用語を元にしていますので、認定試験では出題されない可能性もあります。あくまでも参考程度に御覧ください。

そもそもAWSって何?という方はこちらの記事を御覧ください。

また、AWSのクラウドやサーバーがどういうものか具体的なイメージを知りたい方はこちらへどうぞ。

AWS公式ドキュメントでは概念的な言葉でわかりにくい表現がどうしてもあります。このブログではふわっとした言葉を極力なくして、わかりやすく伝えていこうと思います。

AWSの基礎や体系立てた知識の習得には書籍もオススメです。

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

それでは用語についてまとめていきます。

Dedicated Instance (ハードウェア専有インスタンス)

他のAWSアカウントから分離されたHWを使用するインスタンス。コンプライアンスが厳しいニーズ向け。

同じアカウントのインスタンスとは共有する可能性があります。

こちらの記事にも詳細を書いています。

Dedicated Host

ハードウェア専有インスタンスより厳しいニーズ向け。ホストマシンまるごと専有します。権限が異なるIAMユーザやIAMグループとは共有されません。

SWライセンス条項などの都合でCPUやソケット単位で指定が必要なニーズに使われます。

こちらの記事にも詳細を書いています。

ベアメタル

CPUとメモリに直接アクセス可能なインスタンス。金属部分がむき出し、という意味ですね。

ディープなパフォーマンス分析や特殊なワークロードで使われるようです。

インスタンス名にはm5.metalのようにmetalがついてます。

EC2インスタンスタイプ

ユーザーデータ

インスタンス起動時に自動実行されるスクリプトのこと。起動時しか実行されません。

EC2インスタンスの起動設定の一番下の方で記述します。ApacheをインストールしてWebサーバーにする、などの使い方をします。

コンバーティブルRI

スタンダードRI(リザーブドインスタンス)では変更できない以下の設定を途中で変更できます。

  • インスタンスファミリー
  • OS
  • テナンシー (HWが共有か専有か)
  • 支払オプション (前払い、一部前払い、前払いなし)

その代わりスタンダードRIよりも少しお高いです。

RIの基本はこちら: リザーブドインスタンス

スタンダード/コンバーティブルの違いはこちら: Amazon EC2 リザーブドインスタンス

ENI

Elastic Network Interface、つまり仮想ネットワークカード。NICに相当するもの。

ネットワークの設定(IPアドレス、セキュリティグループなど)や付替えが可能。

EC2にアタッチする方法は3つ。

  • 実行中(ホットアタッチ)
  • 停止したとき(ウォームアタッチ)
  • インスタンスが起動されているとき(コールドアタッチ)

たとえばウォームアタッチを使用すると、冗長構成で使用しているインスタンスが機能しなくなって停止したとき、セカンダリインスタンスで数秒以内に再開することができます。

参考【AWS公式】: Elastic Network Interface

Elastic IPアドレス

EC2につけられる固定のIPアドレス。アドレスが変更されることなく永続的に使えます。

EC2に関連付けて使っている分には無料ですが、複数つけたり利用されていない場合は課金されます。

参考【AWS公式】: Elastic IP アドレス

インスタンスストア

EC2インスタンスと物理的に繋がっている揮発性ストレージ。

計算の途中結果など、高速アクセスしたい&消えてもいいデータに使います。

永久保存しておきたいストレージとしてはEBSを使います。EBSは物理的にではなくネットワークで繋がっているため、インスタンスを再起動してもデータを保持できます。

こちらの記事にも詳細を書いています。

インスタンスファミリー

インスタンスの用途による分類です。

以下のような例があります。

  • M5, T3 : 汎用(webサーバー、マイクロサービスなど)
  • C5 : コンピューティング最適 (バッチ処理、エンコーディングなど)
  • L3en, H1,D2 : ストレージ最適 (データベースなど)
  • R4, X1 : メモリ最適 (キャッシュDB, リアルタイムデータ分析など)
  • F1: FPGA
  • P4, G3 : GPU 高速コンピューティング(機械学習など)

参考【AWS公式】:インスタンスタイプ

オンデマンドインスタンス

時間課金される通常のインスタンス。必要なときに必要なだけ、という意味のオンデマンド。

リージョン内で実行できる数はvCPUの総数で決まっています。vCPUとはインスタンスに割り当てられる仮想コアの数です。

プレイスメントグループ

単一AZ内に構成するEC2インスタンス群。物理的にグループ化されているわけではなく、コンピュータ上でグループとして扱えるというものです。(= 論理的なグループ。) インスタンス同士の通信が多発する場合に有効です。

以下の3種類のグループがあります。

  • クラスター : インスタンス同士の通信が高速
  • パーティション : 電源とネットワークをセグメントというグループで区別する
  • スプレッド:電源とネットワークの異なるラックに配置する

インスタンス同士の通信を高速にし、耐障害性をアップする目的で使えます。

CPU使用率をバーストできるT3ファミリー以外のインスタンスタイプで使用可能です。

後からインスタンスを加えたりマージできないので、先にグループ構成を決める必要があります。

参考【AWS公式】: プレイスメントグループ

EC2インスタンスの停止と休止(ハイバネーション)

停止はインスタンスをシャットダウンすることで、RAMが消去されます。

休止はインスタンスが休止状態に入ることで、RAMは維持されます。

参考【AWS公式】: Linux インスタンスの休止

まとめ

というわけで、AWS認定試験のSAA(ソリューションアーキテクト - アソシエイト)で必要となりそうなEC2関連の用語について忘れないようにまとめてみました。

定期的に見直して知識の定着を行っていきたいです。また別のカテゴリについてもまとめる予定です。

AWSの基礎からの勉強や、体系立てた知識の整理には書籍もオススメです。こちらは2020年の最新試験(SAA-C02)の問題にも対応しています。

(模擬問題付き)改訂新版 徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト − アソシエイト教科書[SAA-C02]対応

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Penta

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