【2022年4月最新】楽天証券で買付手数料無料の米国ETFが増えたので個人的注目のETFまとめ【QQQ/SPYD/AGG】
目次
こんにちは。
4月になりましたね。🌸
楽天証券から買付手数料無料の米国ETF(上場投資信託)が増えるというニュースが舞い込んできました。今回はその中でも一般企業サラリーマンしながらFIREを目指す私が個人的に注目しているETFをご紹介します。
新社会人の方は、大人しく確定拠出年金を100%海外株式にしつつ、社宅もしくは安いアパートに住んで質素倹約し余剰金を積立NISA+特定口座で全額ETFなどのインデックスファンドに突っ込みましょうね。きっと長い目で見れば幸せになれます。あ、生活防衛の貯金も忘れずに...
楽天証券で買付手数料無料の米国ETF【2022年4月最新】
2022年3月31日から15本に増えて主要ネット証券最大規模になりました。
ETFというのはネット証券など証券市場で売買できる投資商品の詰め合わせパックです。
元々VTやVOO、VTIといった全世界株・米国株のインデックスに連動する人気ファンドも無料だったんですね。
今回増えたのは、QQQ、SPYD、VGT、EPI、AGG、IYRの6銘柄です。
ソース : 【米国ETF】買付手数料無料ETFが主要ネット証券内で最多の15本に!人気のQQQ、SPYDも対象!(3/31~)
注目のETF1. QQQ (インベスコQQQ信託シリーズ1)
ナスダック100(NASDAQに上場している時価総額上位100企業)に投資するETF。
上位構成銘柄は我らがGAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)やTesla, NVIDIA。配当利回りは僅か1%未満なので、配当ではなくハイテク企業の成長に期待するETFですね。
コロナショック後も伸び続ける信頼の成長株です。ここ数年では幅広いセクターを持つ&P500よりも大きく成長しました。
▲ 期間最大のチャート by Yahoo Finance
セクターはITと通信が7割を占めているので全く分散はされていませんが、GAFAMのようなITの化け物企業に手軽に集中投資したい場合にオススメのパックです。
2022/04/01現在の基準価額は$361.85で、現在の為替レートだと日本円で約44,300円。最小購入単価が4万円以上と高いので、気軽に少額投資できないのがデメリットです。
とはいえ直近の最高値は$408.70だったので、数年内にそこまでは戻るのではないかなーと思えば、今買い増ししても良さそうですね。ただ、2000年代のITバブルには半値以下に大きく下がり復活まで15年かかったので、ハイテクが今後も伸びると信じられない方にはオススメできません。
経費率は0.2%。1,000ドル分持っていても、年間で2ドル。0.03%のVTIやVOOと比べると割高な感じがしますが、それでも安いですね。
ファンド詳細はこちら Invesco QQQ | ABOUT
注目のETF2. SPYD (SPDRポートフォリオS&P500好配当株式ETF)
S&P500のうち配当利回り上位80銘柄に投資するETF。
こちらはQQQとは打って変わって、成長ではなく老舗企業の配当金によるインカムゲインに期待できるファンドです。構成セクターは金融・不動産・公益事業が多めです。
配当利回りは3.53%。多少時期で前後しますので、米国10%と日本20%の二重課税で大体3割減ると考えて、3%くらい配当金が入ると思っておくとよいですね。それでも銀行預金金利の0.001%とかに比べると、比較にならないくらいお金が増えます。100万円が、毎年3万円を生み出しますからね。ドルで入ってくるので、そのままドルにしておいて為替リスクの分散でもよいと思います。
また、成長に期待しないとは言いつつ腐ってもS&P500に名を連ねる米国企業様なので、コロナショック以降も成長し続けています。特に最近は世界情勢の影響か株価が大荒れだったにも関わらず安定して過去最高レベルをキープしてるという安心感。成長株だけではなく、高配当株を持つことで精神的にも安定するかもしれません。
にしてもコロナショック時の谷がすごいですね〜。こういうときに買い増ししたい。微増し続けているので、買付手数料無料を期に積立てていってもよいかもですね。
経費率は0.07%。
ファンド詳細はこちら : SPDR Portfolio S&P500 High Dividend ETF
注目のETF3. AGG (iシェアーズ コア 米国総合債券市場ETF)
米国の国債や社債に投資するETF。
こちらはQQQやSPYDと違って株式ではなく債権に投資します。株価とは異なる値動きをするので、よりポートフォリオを分散させたい場合に組入の検討の余地がある商品です。
分配金も1.67%と、多少インカムもあります。経費率は0.03%。
とはいえ、これをみるとコロナショック後は株価みたいな動きもしてますね。値動きが株価ほど激しくないので、安定資産の一つになりそうです。資産が少ないうちは現金でも十分だと思います。私もまだ株価の成長に乗っかりたいお年頃なので、債権を積極的に買おうとは思っていません。
ただ、今は結構谷にいるように見えるので、買っておいても損はないかも。
ファンド詳細 : iShares Core U.S. Aggregate Bond ETF
ETFの買付手数料以外のコストについて
ETFの買付手数料が無料になったと言っても、完全にコストが無料になるわけではないので注意が必要です。
ETFに関わるコストは以下のようなものがあります。
- 取引手数料 : 売買にかかる手数料。今回無料になったのがこれ。(売ったときはかかる。)
- 為替手数料: 米ドルに両替するのに必要な手数料。楽天証券の場合、1ドルにつき25銭。
- 経費率 : 保有しているだけでかかる手数料。日割りで毎日かかっているようなもの。
コストがかかるとはいえ、「今日本円ちょっと高いなー」とか、「経費率がこっちの商品のほうがちょっと安いなー」とか、それくらい軽く気にしていれば、そこまで厳密に気にしなくても大きく損はないと思います。結局は成長性や配当金に期待する投資なので、長く持っていれば十分取り戻せるでしょう、ということで。
参考 : 楽天証券 | 外国為替の手数料
まとめ
というわけで今回は楽天証券で買付手数料無料になった米国ETFのうち、個人的に注目のETFであるQQQ, SPYD, AGGについてまとめてみました。
せっかくブログで発信しているので、上記の銘柄を毎月買い増していくとどうなるかという企画でもやってみたいと思います。
※投資は自己責任で!
オススメ書籍
投資について悩んでいる方はこちらの書籍がオススメです。界隈では有名な山崎元氏と水瀬ケンイチ氏の共著。インデックスファンドの基礎や仕組み、なぜ「ほったらかし」でいいのか、どういったファンドを選べばよいのかがわかりやすく解説されていて初心者にも投資を始めやすい一冊。2022年3月に改訂版が発行されました。